代表挨拶

我が家の桜の木です。満開の桜を眺めていると、私には巨大なprogramに見えます。

(もちろんプログラムは全体を目で見ることは出来ませんが、喩え話です。以下お話と思って読んで頂ければ幸いです。)

しかし、満開の桜を見てもその幹や枝は、詳細には見えません

巨大なprogramの開発や保守に当たっては、見えないprogramを直接手探りで

細かく見ていくことは効率が悪く、時間もかかります。

冬になると、桜の木は全ての葉を落とし、幹と枝だけになってしまいます。

私には、これがそのprogramの構造に見えます。programの構造が分かれば、programの開発や保守は、

格段に容易になります。


ものづくりの世界では、構造がわかっておれば設計や改良、不具合対策が効率よく進められることは実証されています。

ものづくりでは設計図を書きます。さらに設計者は、設計を勧める傍ら、苦労しながらも部品表を作りこんでいます。

不具合発生の場合は、これら設計図と部品表を頼りにし、現物を見て対策を打ちます。(画像を触って下さい。)

ところがprogramの開発においては、あまりしっかりとした設計図は書きません。保守用の文書が整備されていることも稀です。

況してや、programの部品表を作成しているとのことは、寡聞にして耳にしたことがありません。

programの世界では、設計図や保守用の文書も十分でなく、部品表もなく、programmerは日夜奮闘しているのが実情と言えるでしょう。

桜の花や葉を落とし幹や枝を明らかにするように、programの構造を明らかにする部品表を自動作成するprogramを開発し、

それを基軸にしたソフトウェア開発・保守プロセスの改革を図ることを目的として株式会社ニュートリを設立しました。

ここで部品表といっていますが、ものづくりの世界の定義とは、異なる所があることをお断りしておきます。

また、ものづくり用とソフトウェア用の部品表の作成方法の大きな違いは、前者が設計者が作りこんでいくのに対して、

ニュートリ製のソフトウェア用の部品表は自動作成であることです。自動作成可能になっていなければ、

実体programと解離していくことは明らかです。

リーン生産方式など、ものづくりの世界で経験してきたことを水平展開していきたいと思っています。

以下のページでも、筆者の独断と偏見で述べている点あるかと思いますが、間違いであればお許し下さい。